大好きなロサンゼルス(LA)の街、英語で“夢の国”を意味するラ ラ ランド(LA LA LAND)。そして、グラマー(Glamour)とランジェリー(Lingerie)を合わせたグランジェ(Glange)という造語。「ララ・グランジェ(La La Glange)」という名はそんなイメージから生まれました。
バストがふくらみ始めた思春期の頃からずっと感じていた視線。気付いたらバストを隠すように猫背になったり、好きなファッションにも挑戦できなかったり......。心のどこかで違和感は感じつつも、“グラマーバストのための補正ブラ”を着ける日々。私は大人になってからも、自分のバストに対するコンプレックスを拭いきれませんでした。
その意識が大きく変わったのは、ロサンゼルスでの生活。どんな体型の人もスポーツブラとレギンスで街を闊歩し、海辺でヨガを楽しむ姿。年齢を重ねた女性が、深いVネックのワンピースでドレスアップする姿。ボディポジティブという言葉が注目されるずっと前から、ロサンゼルスにはポジティブなオーラをまとった女性たちであふれていたのです。
そんな女性たちに影響を受けた私の生活やファッションは、自然とオーガニック&ヘルシーなスタイルに。そして、下着は必死にバストを寄せて持ち上げていたブラジャーを手放し、軽い着け心地のノンワイヤーブラに。「これでいいんだ」と自分のバストを肯定でき、生まれて初めてナチュラルな自分のバストをキレイだと思えました。バストとともに心まで解き放つ感覚は、私に自由と自信を与えてくれたのです。
グラマーバストにはグラマーバストの美しさがある。私がロサンゼルスの女性たちから受け取った、そんな当たり前のメッセージを日本の女性にもつなぎたくて「ララ・グランジェ」をつくりました。展開するアンダーサイズは70~80、カップサイズはE〜H。目指したのは、グラマーバストならではの柔らかさやボリュームを生かした軽やかでカッコいいブラです。
お化粧に例えるなら、お手入れされた素肌を生かした透明感があるナチュラルメイク。
一見、シンプルに見えるデザインの中に、実は無理なくホールドする機能や自胸をきれいに見せる仕掛けをしっかり忍ばせています。
大きいサイズのおしゃれな楽ブラで、あなたのバストの本当の美しさを引き出し、その魅力を自慢して欲しい......それが「ララ・グランジェ」に込めた私の願いです。
「ララ・グランジェ」ブランドディレクター
小林あさみ